予防医学ニュース

新聞による予防医学関連情報

「精神疾患加え5大疾病」  読売新聞ニュース(2011・7・7)
厚生労働省は 6日、「4大疾病」と位置づけて重点的に対策に取り組んできた、がん、脳卒中、心臓病、糖尿病に、新たに精 神疾患を加えて「5大疾病」とする方針を決めた。
うつ病や、統合失調症などの精神疾患の患者数は年々増え、4大疾病をはるかに上回っているのが現状で、重点対策が不可欠と判断した。厚生労働省の調査によりますと、08年の調査では、糖尿病237万人、がん152万人などに対し、精神疾患は323万人に上る。 医療計画は5年に1度見直され、次回は13年に予定している都道府県が多い。

確立へ進む「統合医療」の新しい枠組み
「政府、医師ら熱視線」
従来の西洋医学だけでなく東洋医学や民間療法など分野に限らず治療法とする「統合医療」が広がりをみせる。昨年の民主党のマニフェストにも「統合医療の確立並びに推進」が盛り込まれ、本格的体制づくりも検討されている。統合医療の現状や可能性をみた。

「統合医療とは」
近代西洋医学を中心として、それに代わる療法(代替医療)や付け加えて補う療法(補完医療)などを患者個人に合わせ、統合的に取り入れて治療する形式。統合する分野は主に中医学、インド医学、シスラム医学、チベット医学などの伝承医学、疾病の予防や健康増進の観点から栄養補助食品(サプリメント)やアロマテラピーなども入る。
臓器や部位によって別々に診断するのではなく、人体を一体として診るという考え方があり、精神的なケアも医療範囲となる。
中には伝承医学などの根底にある思想感宗教観を利用し、医学的な効果がないのに法外な治療費を請求する悪質な業者もある。
代替や補完に使用する医療分野は西洋医学ほどデーターの集積ができていないことが多く、ガイドラインをつくりにくいのが現状。新たな導入する判断は利用者にゆだねられている。

アンチエイジングからプロエイジングへ  ユニリーバ・ジャパン調べ
報告によると、男女とも気持の上で若さを自覚しており、前世代平均で59%が自分の「若さ感」について「まあまあ若い」と感じており、「とても若い」も11%に達した。さらに、加齢に対する意識については、「年齢を重ねても、気の持ちようで楽しく暮らすことが出来る」「 年齢を重ねても年齢相応のおしゃれやお肌の手入れはできる」「年齢を重ねても、笑顔を絶やさず暮らせば、老け込まない」、歳をとっていくことは「経験をかさねること」「思い出が増えていくこと」「自分を高めてゆくこと」がそれぞれ1~3位と続いており、肯定的な意見が大半を占めた。身体的満足度については、40代までの年齢層において、「体重や体型」「全体的な容姿」などの面で不満の度合いが大きいが、それ以降では満足度が高くなった。また、多くの世代で30~34歳を 真のオトナになる年齢としているが、50台以降の女性は 50~54歳を 真のオトナ と感じていることもわかった。
9 18 健康産業流通新聞

男女肌の老化を意識  アンチエイジングニュース
2157名(男性460名、女性1697名)にAANがアンチエイジング意識調査をおこなった。
調査によると、「アンチエイジングを意識するとき」という問いでは、男性が「体力の衰えを感じたとき」、「記憶力の低下を感じたとき」、「肌の老化を感じたとき」、であるのに対し、女性では「肌の老化ー」、「体型の崩れー」、「体力の低下ー」、の順となった。
女性のベスト3に入っていて男性でランク外なのは「記憶力の低下ー」であったことから、男性に比べ女性は外見に敏感であることがわかった。また、「アンチエイジング治療で治してみたい症状」は、男性で「肉体疲労・体力低下」、「肥満・体型」、「記憶
力」、「シワ」「薄毛」女性では「シミ」「体型・肥満」「たるみ」「シワ」「肉体疲労・体力低下」の順。また注意したいのが僅差でランクインしなかった「加齢による毛穴の開き」だ。

声 健康産業流通新聞 厚生労働省老健課 神ノ田昌博氏
医療は労働力再生にもつながる“投資”であり、より良く生きるため、あるいはよりよく死ぬためのサービス産業でもである。サービス産業である以上、こうして欲しいといったオーダーがあってはじめて行われるべき。またそのオーダーに沿った医療の
具体化が求められている。10月18日

統合医療入門  京都府立医大教授 今西二郎
深刻な病気だけに適用されるものではありません。私たちの日常生活に大いに役に立ちます。私たちは毎日さまざまな形態での生活を行っています。その中で生活習慣の乱れやストレスの負荷などがあり、これらがいろいろな病気の要因になっています。
最近、食生活や運動不足などによって起こってくる「メタポリック(内臓脂肪)症候群」という、いわゆる生活習慣病の予備群のあることが分ってきました。
これは高血圧、高血糖、高脂血症、肥満など伴うもので、糖尿病や高血圧など経て、やがて動脈硬化から最終的には、心筋梗塞や脳梗塞に至る恐れがある症候群として知られています。メタポリック症候群はまさに生活習慣の乱れによって起こるものであり、食生活を改善し、運動不足を解消することによって治療することができます。
しかし、そうは言ってもなかなか食生活の改善など容易でない場合もあります。
そのような場合、サプリメントなどで不足分を補うことも必要になるかと思われます。
また、補完代替療法ではその土地にあった食生活を奨める、いわゆるさまざまな「食養生」というものがあります。(中略)
現代生活ではストレスは避けて通れないものになっています。適度のストレスはむしろ生きていくうえでは必要なのですが、とかく過度のストレス負荷がかかりがちになります。従って、現代生活においてはストレスをいかに軽減するかが重要な問題にな
ってきます。
そのためには以前に述べたような心身医学的な療法、たとえば自律訓練法やバイオフィールドバック、ヨーガなども効果があるかと思います。さらに、アロマセラピーやマッサージなどリラクゼーションを図ることも重要です。
古代、中国では「治未病」と呼ぶ医学の一つの目標があります。すなわち健康と病気の中間階段を未病と言います。
そして、この未病の段階で治してしまうのが「治未病」です。治未病により本格的な病気にならないようにするのが重要です。治未病はメタポリック症候群の予防にもつながり、統合医療が威力をはっきすると期待されています。
このように現代社会では、統合医療の役割がますます重要になってきているのです。
9月19日

医療現場に求められる健康食品とは
帯津三敬病院(埼玉県川越市)名誉院長の帯津良一氏。同氏は「人間を丸ごと見る」ホリスティック医学を提唱、患者と二人三脚で数多くの治療法を実施している。
これからの統合医療時代に向けて THE HEALTH INDUSTRY NEWS
~医療現場に求められる健康食品とは~シリーズ
 「なぜ、医師は健康食品などの代替療法にむかったのか?」
私はもともと、西洋医学を学び、それを実践する臨床医だった。
しかし、20年ほど前、ガンな どの難病に対して、外科や放射線療法、化学療法だけで治療に臨む現代医療に疑問を持つようになった。
確かに、子供の急性リンパ性白血病や精嚢ガン、悪性リンパ腫などは、化学 療法の効果はとても高い。
しかし、治療効果以上に副作用が強く、他の臓器に多大な影響を 与え、患者の体におおきな負担を強いるケースは少なくない。
進行ガン、末期ガンの治療に は、もっとQOLを向上する治療こそが適しているのではと考えるようになった。
そこで、SOD 様食品などを活用し、副作用の少ない治療を行うことにしたのだ。
ただ、当初は私の治療方針に対する風あたりは強かった。そもそも、健康保険制度は、厚生省が認可した薬だけを使って治療にあたるため、病気ごとに治療法、薬が決まりきったものになってしまう傾向にある。
一方、私の行う自由診療では、万が一、薬害などが起きたときに自分で責任を負わなければいけない反面、自分の裁量する幅が広がり、理想の治療に向かって努力できる。
ただ、自由診療では、保健対策の検査費用なども全て患者の自己負担であるため、経済的負担が大きいという問題がある。
例えば進行ガン、末期ガンの患者の抗がん剤の副作用で苦しみながら死んでいく治療では保健が利用でき、患者が安らかな最後を迎えるための保健は対象外となる。
これは大きな矛盾といえる。
この保健制度のあり方に異を唱えたことで、異端児され、かなり同業者から批判を受けた。
しかし、時代は変わりつつある。かって、患者は医師の治療方針に従うのが当たり前であったが「インフォームド・コンセント」、つまり、患者が自分の病気と医療行為について知り、治療方法を自ら決める権利を持つことに対して認識が広まっている。
そのため、画一的な保健治療に疑問を持つ患者が増えてきた。
それを受けて、医師の意識も変わった。
医師が鍼灸や温熱療法に関心を持つようになったり、入院食として健康食品を利用したり、アドバイスという形で健康食品を勧めるケースなども増えてきているのはその現れであるだろう。
(土佐清水病院丹羽耕三院長・丹羽SOD様食品開発者・取材記事より)12月27日

中日新聞 6月7日
ヒーリングを科学「音楽・アロマ・カラーなど体質による改善」の研究を進められています大学の研究棟に”癒しの間“
がん予防を研究する三重大学生物資源学部の田口寛教授(分子健康科学)が、がんの原因の一つとされるストレスの解消法を東京都の健康機器メーカーと共同研究している研究室には同社が開発した“リラックスできるいす”が並び、学生達が被験者となってその効果を確かめている(中略)
田口教授は「ストレスは万病の元 あいまいでとらえにくいが数値化して科学的研究を進めたい」と話す。
共同研究では、7月待つまでに20代から70代までの男女約120人を被験者に椅子の効果を検証する。
平行して香りや視覚によるストレス解消方法の研究も進めており、田口教授は「ストレスの解消効果は十人十色 データーを集積し各人にどんな解消法が適しているのか科学的に提示できるような枠組みをつくりたい」とはなしている(後略)

トヨタ自動車 予防医療を導入
トヨタグループの社員、家族約21万人を対象に、生活習慣病などの予防医療の仕組みを導入する。
2008年までに生活改善などのプログラムを開発し、健康状態のデーターベースを構築。
専門施設を建設し指導していく。米国ではゼネラルモータースなどで医療費の増大が経営を圧迫している。
国内でも医療費抑制や定年延期の動きを背景に予防医学が経営課題になりつつあり、産業界で取り組みがひろがりそうだ。医療コストの高い米国などでは普及が進んでいるが、国内で大規模な導入はめずらしい。
日本産経新聞夕刊H18・3・2

 

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